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ニュータウン再生先進取り組み現場視察(兵庫県)【7】

【8月1日:午後3時、共生ステーションめいまい訪問】

ここは、県営明舞団地の空室を利用して、地域高齢者サービスを提供しています。

ここは、内閣府の地域再生計画(明舞団地再生計画)に認定され、以下の国による支援措置を受けることが可能となっている。

国の支援措置
 ①公営住宅における目的外使用の柔軟化(若年世帯等住宅)
    ミックストコミュニティの推進、高齢者等への生活支援の充実、集合住宅
    建替事業の推進等を目的として、公営住宅を若年世帯住宅等として目的
    外使用する。
 ②公営住宅における目的外使用の柔軟化(コミュニティ拠点等)
    コミュニティの活発化や生活サービスの導入による生活支援の充実の
    ため、公営住宅を住宅用と以外に目的外使用する。


県営明舞団地の様子
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この制度を3つの団体が利用している。

まず、そのうちの一つ、「共生ステーションめいまい」の
代表 齊藤孝弘さんと、NPO法人ひょうごWAC(社団法人長寿社会文化協会)の入鹿山松子さんからお話をお聞きした。

代表の齊藤さん、ひょうごWACの入鹿山さん
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コンセプトは、「ちょっと共生してみませんか」ということで、多世代間、交流の場!
場所:8号棟1F241号室(明石舞子鉄筋)
OPEN:10:00~15:00 月・水・金
参加費:200円(お茶代含む)

こちらの選任スタッフは、NPO法人ひょうごWAC所属で、介護職の資格を全員が持っている。

NPO法人としての主な事業は、
・介護保険の指定居宅サービス事業
・自立支援の指定居宅サービス事業
・自立支援の外出介護事業
・訪問介護院養成研修
・保険外ヘルパー派遣 など。

この地域再生計画に基づく、「空き室事業」に応募し、入居している大きな理由は、やはり、地元として、信用・信頼・実績を積むため、現地で活動して足跡をに残していかないと、本物ではないという、入鹿山さん。
 現在は、5月に開設後、様子をみながら、アンケートをとったりしていて、この秋から本格的活動をされるところと伺った。
 今後、自治会との連携や、兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所との協働調査も行っていくとのこと。

 まさに、高齢化と老朽化、人口減が進むオールドニュータウンに、必要不可欠な機能を担おうと受け皿の役目を狙っているという印象を受けました。
 誰でも、なんでも、このような先駆者はご苦労が多いことと思います。それと、多摩ニュータウン・諏訪、永山団地では、このような取り組みは、恐らくまだないと思われます。

●(写真↓)共生ステーションめいまい外観(トレードマークの”はばタン”がかわいい)
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