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昭和46年(1971年)入居開始の多摩ニュータウン永山団地、それから42年が経過しています。

集中型の団地ですから、必然的に、歩車分離形式で造られた道路では、比較的に人道橋の数が多いですし、下水道管路施設も、寿命時期を次々に迎えてきます。(上水道管路は、東京都水道局による耐震化対策で、数年前に、リニューアルされた)。

東京都多摩市は、地方交付税交付金不交付団体です。
が、人口減少、高齢化による、税収の減少、そしてそれに伴う財政硬直化で、苦しい台所事情を言えます。
新たな事業を行う際には、財源を自分で確保しないとならず、違う予算の削減とか、借金で調達しないとならない事情もあります。(交付団体でしたら、補助事業の補助率が高いとか、交付金で穴埋め出来るということもあります=それがよいとも限りません)

さて、これから、インフラの更新時期を迎えてくると、地方都市でしたら、例えば、コンパクトシティ化とか、一部廃止という選択肢があり得たりもしますが、ニュータウンのように、固まりで、まんべんなく、人工的に造られた街では、なかなかコンパクトにするとか、廃止は出来ないのが現実です。
団地の大家さんがUR都市機構であったり、東京都営だったり、分譲管理組合であったりという権利関係も、行政だけではコントロール出来ない要素もはらんでいます。

国や都が、当時開発し、都心へ労働者を送り出したベッドタウン、多摩。数年前に、多摩ニュータウン事業完了宣言と共に、下水道インフラは多摩市に移管されました。

この度、今後のインフラ更新に暗雲が見えるような光景がという話題をいたします。

次の写真をご覧ください。2013年11月10日に見かけました。

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こんな張り紙が、樹木に貼り出されていました。(この場合は、UR都市機構が管理者のようですね)
なぜ樹木になのか。この答えは、下の写真をご覧ください。

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そう、遊歩道の樹木の直下に下水道管が埋設されているのが、マンホールの位置からわかります。
張り紙によれば、その管路が破損し、入れ替える必要があるとのこと。おそらく、小径管で、内部の補修は出来ず、掘削して敷設替をする必要があり、そのため、樹木を伐採せざるを得ないということなのでしょう。
一般的に、40年以上育った樹木ですから、移植等は難しいのかも知れません。(根がかなり張ってしまっている?)
そして、「この樹木以外の伐採については・・・検討中」とあります。恐らくは、掘削し、調査して、破損具合等を確認し、協議して決めるということなのでしょう。

さぁ、管路ですから、延長があります。この先はどうなっているのかですよね。

まずは、場所を確認。
永山団地内、「ゆりのき保育園」の横、「永山名店街」の前にあたる、「永山南公園」の遊歩道にあたります。

その先の樹木には!(下記写真参照)

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はい、このような感じで、樹木にメッセージが!

どなたがメッセージしているのかは、実際には定かではありませんし、実際には、直接やりとりされているのかもしれません。

思い出の樹でもあり、親しみもあるのでしょう。

しかしながら、管路の破損を放っておくと、道路の陥没事故や、冠水等の恐れもあります。実際に、このあたりは、大雨が降ると冠水がひどく、歩けない状況でもあります。

さて、このあたりには、歩道上の桜並木もありますが、そこも、その並木の真下に下水道管路が埋設されていたりまします。
普通は、メンテナンスを考えれば、樹木の下にあたる部分に管路を敷設市内のですけれども、ニュータウン造成時には、同時進行で、計画と工事を進めた、或いは、工事用道路の影響で、仮設車道部には、管路を埋設出来なかったのかも知れません。

いずれにしても、このあたり、まずは調査をして、居住市民と一緒に検討していくことが必要です。
お役所で事前に検討して、説明会という図式は無理があります。
ある程度時間をかけて、一緒に、問題・課題解決を諮っていくことが望まれます。住民が自分事、当事者意識を持つように、行政側は情報提供を進めることが肝要です。

インフラ大更新時代の前哨戦が始まりました。
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