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多摩諏訪・七夕フェスタ準備、本格的に開始

今年、復活二回目、七夕フェスタが開催されます。
来る7月5日(土)、6日(日)です。

多摩ニュータウンで最も古い諏訪団地内にある、諏訪名店街を舞台に繰り広げられる。
昨年、一昨年中止されていた七夕イベントを、法政大学現代福祉学部の地域づくりゼミ(指導教員:保井美樹准教授、アドバイザリー:片桐)が支援することで復活させた。

高齢化が進み、地域経営にリスクを負う主体が不在の中、誰もが積極的に関われない中、大学の研究・教育の部分と、地域貢献策、一方、地域づくりを研究する私などのような地域づくりに関連する専門家(とNPOなど)が、商店街と住民、或いは行政の媒介役になることで実現させた。
多摩ニュータウンは、ストックが老朽化し、立て替えをしなければ、世帯も増えず、リノベーションしなければファミリー層が住めずというような37年前のコンセプトである集合住宅の固まりである。

UR都市機構や東京都が大家さんであり、分譲団地も隣接するこの街には、自らが自発的に地域経営を行うインセンティブは一般には見いだせない。

未活用低利用地域資源(レモン)を組み合わせ、活用した美味しいレモネードづくり(活性化)を行うしか今のところ方策は無いと思われる。が、それぞれの主体が大目的も持たないと、いずれその場しのぎで終わってしまい、廃れて行くに違いないのである。

よく何の目的で地域に関わるのか?と問われるが、誤解を恐れず述べれば、「商店街の活性の為でないことは確かです」ということになる。
では、何か?
地域のあらゆる層のコミュニケーションを紡ぐこと。そこから相互理解を図り、地域でどうにもならないこと行政の事業が適用出来ないところは民間の将来のインセンティブを創出するようなビジネスチャンスの可能性を高めていくための方策を進めていける人(組織)が関与し、それを繰り返しブラッシュアップを図っていくことです。財源は、”志”デスカネ(笑)

ここだけに注目しているともはや放っておくということしか答えは無いはずですが、日本の人口動態、首都圏の人口動態を見て行くとニュータウンの目指す所hあクローズアップされていきます。
逆説的に言うと、ニュータウンは普通、人口増加は無い(ストックが限られている。当然建て替えれば別。)。都営住宅は実は高齢化がどこかで鈍化する?(片親世帯と外国人の急増傾向と高齢者単身世帯の増加による数字のマジックで)
が、高齢者の実数は増える。が地方のように率が増え続けるわけではない?

街区が活性化し自立していくには、子育て世代の流入誘致と、主婦の働く場所の創出、近隣大学との連携、学生居住の増加策を政策的に行い、ベットタウンという機能のみの街から、衣食住遊学がそろった緑豊富で歩者分離が完全である子育てに最適な街で売り出すことで、民間による先行投資でそれらを達成することが出来れば民活による街づくりが可能となる。
が初期投資や、マスタープランに対する15年後程度の官による保障が不可欠である。それによって民間の投融資が可能になるのである。税の減免や、免除などは官側が簡単にできる投資である。それが事業のストラクチャーを構成させることになる。

今週からフェスタ準備が本格化します。

多摩大、ニュータウン商店街ビジネス開発プロジェクトゼミ(指導教員:片桐)による”七輪広場”プロジェクト開始。とりあえずは、倉庫から昨年使用した七輪を出してみる。
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大妻女子大、よさこいソーランサークルの現地調整。(当日の進行、パレードの調整)
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法政大、地域づくりゼミ(指導教員:保井美樹准教授)による七夕飾り、昨年のもの整理と見立て、製品発注準備(商店会長と共に)
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諏訪中学校1年生と地域住民(高齢者、団塊世代)+多摩大・大妻女子大・法政大生有志による七夕飾り製作(「総合の学習」の一環で地域住民と中学生が協働する地域貢献)
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