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2013年度プロジェクトゼミ開講

先週の水曜日、4月10日は、多摩大学プロジェクトゼミ、第1講、オリエンテーション、ガイダンスからスタート。
全教室がこの春休みの間にリニューアル。心機一転、開学24年目のスタートとなった。

当ゼミのテーマのひとつでもある、次のようなことに関心を持っている学生13名ほどが集まった。
・地域づくり
・地域活性化
・ボランティア、サービスラーニング(学びによる地域貢献)
・地域に関わる学生(仲間)そのものへの関心
・留学生との交流による成長

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多摩大学経営情報学部では、2種類のゼミナールがある。
ひとつは、正規教員がクラス制で卒業論文、卒業製作等の指導もしつつ、繰り広げる「ホームゼミナール」と、もうひとつは、外部社会に関わる非常勤講師が、現実社会の実践プロジェクトに学生に関わってもらうことを通じて学びや経験に繋げる「プロジェクトゼミナール」だ。

おおよそ、前者は研究の一貫で、仮説の検証や、調査研究が主となり、後者は現実社会の課題解決のため実践されている主体のプロジェクトに身をおいて実践活動をするものが多い。もちろん両者のゼミに、その境界の濃淡はあります。協働で活動することも多くなってきている。
また、プロジェクトゼミは、「グローバルビジネス」系統、「ビジネスICT」系統、「地域ビジネス」系統があり、当ゼミは、「地域ビジネス」系統に分類される。

今週、4月17日(水)は、先週のオリエンテーションに集まった学生が、さらに仲間を連れてきて16名ほどが出席した。(土曜日までが履修登録期間なので、最終的には、どうなるかわからない)

第2講の様子(OG江刺さんのレポート)はコチラ

履修登録期間を経て、次週からは本格スタートとなりますが、当ゼミの特徴は、地域課題や社会問題に関わるNPO等の取組や、行政課題に着目し、中長期的な取組に協働させいただくことで、学びの効果や、地域社会人育成につながることを目的にしているところになります。地域は、担当教員が居住し、大学が存在する「多摩ニュータウン」が中心となります。大きくは、街開きから41年が経過し、今後の課題解決のための投資的な取組みが必要な所に光を当てて行きます。

ゼミが開講されてきた従来の5年間は、少人数制で、学生それぞれの興味感心事に、地域の取り組みをマッチングさせていましたが、学部の新方針も鑑み、今年度は担当教員のほうで課題等を明確化し、行政組織や地域の社会企業の取り組みへのインターン的関わり、地域企業のCSR活動との協働した地域へのアプローチ、学部内ホームゼミナールや他大学のゼミがニュータウンの課題に取り組む中で、専門性の違いを掛け合わせることで、効果を現すようなイベントや研究との連携等にチームで取り組む体制を想定、シラバスを刷新しました。

オリエンテーション説明会には、昨年度受講した学生が仲間を誘って参加して来た学生が多かったのと、予めフェースブック等で問い合わせをしてきた学生、そして、地域の主体に関わっていた学生が、上記のような方針で取り組んでもらうことで、ゼミに属することになった等がみうけられ、昨年度の3倍の人数になる勢いですが、少人数制の時の良さを失わないような工夫をして行くことが肝要と思わされています。そして、時代も変わってきたなという実感。

何より、それぞれのプロジェクト活動は義務を付けません。しかしながら、学生との対話、討議、ソーシャルメディア上の日頃の交流の上、プロセス決定したプロジェクトは、責任を持って実施するという約束の下進みます。そこで大事なのは、
・当事者意識
・責任者意識
 そしてそれには、学年も越えた仲間との協働連携は非常に重要であることを体験してもらいます。
by kata0311 | 2013-04-18 21:03 | コラム